自分のやりたいことが明確になる

学生が企業や自治体・団体などで、自分の専攻分野や将来の職業選択に生かすために就業体験をすることです。実際に働くことを体験することで働くということの実態や社会の仕組みなどの実情を知り職業適性、職業上の生活設計(自分がやりたいことは?)などが明確になるための教育システムです。
現在問題になっている、職業選択におけるミスマッチや早期離職の防止に役立つものと期待されています。

就業体験の魅力について

  • 1 体験を行うことによって、今の自分に足りないところ、卒業までにやっておくべきことが見えてくるので、学校での勉強やスキルアップへのモチベーションが上がります。
  • 2 インターネットや企業説明会、企業案内パンフだけではわからない、企業や自治体・団体の実情を知るためには就職活動前に就業体験を実施することで、より理解することができます。
  • 3 就業体験で企業や自治体・団体の実際を体験することにより、思い描いていた理想とのギャップを就職後に感じてしまうことが防げます。
  • 4 社会人としての仕事感覚を早くから身につけることで、これからの就職活動に、大いに役立つものと思います。

後はあなた自身がどのような気構えを持って就業体験をするかによっても、得られるものは変わってきますが、新しい環境に足を踏み入れることで見えてくるものがきっとあります。新たな一歩を踏み出して下さい。

山口県の就業体験実施状況

令和5年度の大学・高専・専門学校を対象とした参加者数の状況は、グラフのようになっています。
県内外から843名の学生応募があり、内797名の学生が県内192の事業所で受入れていただき、実際の現場で働くという貴重な体験を行うことができました。

※ 全国的な動き
令和4年4月に、一般社団法人日本経済団体連合会と大学関係団体等の代表者により構成される「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」(以下、「産学協議会」という。)において、「学生のキャリア形成支援に係る産学協働の取組み」が次の四つの類型に整理され、そのうちタイプ3及びタイプ4がインターンシップであるとされました。
活動報告 | 採用と大学教育の未来に関する産学協議会 (sangakukyogikai.org)  参照
タイプ1 オープン・カンパニー
タイプ2 キャリア教育
タイプ3 汎用型能力・専門活用型インターンシップ
タイプ4 高度専門型インターンシップ(試行)
令和4年6月、文部科学省・厚生労働省・経済産業省の合意による「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(3省合意)を改正し、一定の基準を満たしたインターンシップで企業が得た学生情報を、広報活動や採用選考活動に使用できるよう見直しました。この改正は、令和7年3月に卒業・修了する学生(学部生ならば令和5年度に学部3年生に進学する学生)が、令和5年度に参加するインターンシップから適用されさます。
インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方 (mext.go.jp) 参照

山口県インターンシップ推進協議会は、就業体験をコーディネートします。
協議会が扱う「就業体験」=「仕事体験学習」+「インターンシップ」
「就業体験」の中には、「仕事体験学習」(「タイプ2 キャリア教育」のうち仕事体験の有るもの)と「インターンシップ」(タイプ3 汎用型能力・専門型インターンシップ)(産学で変えるこれからのインターンシップ (sangakukyogikai.org) の3頁及び4頁参照)があります。
「タイプ1 オープン・カンパニー」と仕事体験の無い「タイプ2 キャリア教育」は、山口県インターンシップ推進協議会では扱いません。

就業体験参加お申込み補助金(交通費・宿泊費)申請について